猫痤瘡（ねこざそう）/猫アクネとは？

・顎や下唇、口唇の皮膚に起こる皮脂腺あるいは毛包の炎症です。

・猫の顎ニキビともいわれます。

・犬でも起こるが猫の発生がよくみられます。

原因

・皮膚にある皮脂腺で異常に多く脂が出ることで発生します。

・ストレス、アレルギー反応、食器などの雑菌繁殖による感染でも起こります。

・またホルモンバランスの乱れが関係していることもありますが、詳しい原因はわかっていません。

症状

・もっともできやすい場所が、皮脂腺が多く集まり毛づくろいがしづらい顎下です。

・主に顎部分の皮膚が汚れ、毛が抜けます。また赤い斑点や黒いぶつぶつもできます。

・かゆみが出てくると顎を床や物にこすりつける行動がみられます。

・重症になるとただれて出血したり、細菌感染を起こして膿んだりします。

治療・予後

・清潔を保つことが一番です。

①シャンプー：顎部分に対してぬるま湯での洗浄や部分的に抗菌シャンプーを実施します。

②薬物療法：飲み薬や塗り薬を使用します。

・治療可能ですが、再発を繰り返すので注意が必要です。