2021.03.25

肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)

かゆいしこり・できものブツブツ脱毛赤い

はじめに

ワンちゃんの皮膚腫瘍の70〜80%が良性腫瘍と言われています。

ニャンちゃんの皮膚腫瘍の50〜60%は悪性腫瘍とも言われています。

 

 

肥満細胞腫とは?

①皮膚腫瘍の中では発生率が高いです。

②体のさまざまな部位で発生します。

大きいものから小さいものまで形態は様々です。

中高齢に多いです。

 

 

症状

①皮膚のできもの脱毛赤くなり光沢が見られます。

ニャンちゃんでは、頭や首に多いです。

③潰瘍になることもあります。

④かゆみも現れる場合があります。

非常に小さいサイズのことがあるため見落とされることもあります。

 

 

検査

*最も重要なことは、日頃から体を触り観察し早期発見をすることです。

細胞診:皮膚の細胞を取り、スライドガラスに付け染色し、顕微鏡で観察します。

病理組織検査:最終的な確定診断のために、専門機関に依頼をして実施します。良性か悪性か、腫瘍の種類などが判定できます。

 

治療

外科切除:外科的手術が第一選択となります。浸潤性が高いため切除範囲は広範囲となる場合があります。

②放射線療法、化学療法:外科手術が不可能な場合や不十分な場合に行います。

 

INFORMATION

イヌ&ネコ皮膚科クリニック

〒790-0825 愛媛県松山市道後樋又3-19 トイズパーク1F

tel.089-950-4857

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